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次世代スクラバー!ダストフォールについて導入するメリットや事例をご紹介

ダストフォールは、工場の粉塵や悪臭の処理能力を高めた次世代型のスクラバーです。

今回は、ダストフォールのメリットや納入事例について詳しくご紹介します。工場などから出る粉塵や悪臭を含んだ排ガスの処理にお悩みの場合、解決に役立つでしょう。

次世代スクラバー「ダストフォール」とは?

スクラバー 「ダストフォール」
スクラバー「ダストフォール」

ダストフォールは滝のような水量の多い特殊なスクリーンを内部に張って、排ガスの粉塵や臭いを取り除く、循環式湿式集塵装置です。排ガスに含まれた汚染物質は大量の水により取り除かれ、浄化された空気が排出される仕組みです。

また、汚染物質を取り込んだ循環水は、搭載されている独自の水浄化システム「アクアブラスター」により長持ちするように設計されています。そのため、ダストフォールを導入すれば、次のような悩みを解決できるでしょう。

  • 粉塵や悪臭の処理が不十分で周辺住民から苦情が出ている
  • 循環水にスラッジや汚れが発生して悪臭が発生している
  • 循環水が大量に必要で水道代のコストがかかる

ダストフォールの型番ごとの処理能力や大きさは、次のようになっています。

ダストフォール規格表
DF-6WDF-12WDE-16WDF-20W
本体圧力損失100~200200~400300~500400~600
処理風量通常運転時200pa~400pa
水槽容量2,000L2,500L2,500L3,000L
ポンプ出力(kw)3.7kw5.5kw5.5kw7.5kw
ブロワ出力(kw)1.7kw(周波数が50Hzの場合)/2.2kw(周波数が60Hzの場合)
横幅(mm)1,700(最大1,900)1,700(最大1,900)1,700(最大1,900)1,700(最大1,900)
奥行(mm)2,2002,7002,7003,200
高さ(mm)2,300(最大2,400)2,800(最大2,900)3,500(最大3,600)3,500(最大3,600)
※設計が変更される場合もあります。

ダストフォールを導入するメリット

ダストフォールを導入するメリットは、主に以下のような4つがあります。

小さな粉塵も確実にキャッチする

ダストフォールは大容量の水と特殊なスクリーンを採用することで、排ガスの細かい粉塵や悪臭をとらえることが可能です。大量の水で水膜を作るという仕組みにより、汚染物質の処理能力がアップしました。細かい粉塵の処理ができず工場の外に排出されてしまう、強い悪臭の処理ができていないなどの場合に最適です。

タンク内のスラッジや汚れを抑制できる

ダストフォールでは、循環水を浄化する独自のシステム「アクアブラスター」を搭載しています。排ガスを処理した循環水には、有機物が含まれていることがあります。アクアブラスターはこの有機物を分解することで、循環水のスラッジや汚れを抑えます。

従来の循環式湿式集塵装では、排ガスの処理はできても、工場内に悪臭が発生してしまうことがありました。しかし、アクアブラスターを搭載したダストフォールなら、循環水の汚れを抑えて工場内の環境を向上させることができるでしょう。

ランニングコストを抑えられる

ダストフォールは排ガスを浄化するための処理水を循環させて、再利用する方式を採用しています。さらに、アクアブラスターを搭載しているので循環水の汚れを抑えることができ、循環水が長持ちします。そのため、水道代がほとんどかからず、ランニングコストを低減できるというメリットがあります。ダストフォールなら、低コストで高い排ガス処理能力を得られるでしょう。

粉塵回収システムの付加が可能

ダストフォールでは粉塵の処理が可能ですが、より高い粉塵処理能力を求められる場面では、オプションをつけることも可能です。追加オプションは、局所的な集塵処理から大型の集塵プラントまで幅広く対応しています。適したオプションを追加すれば、鋳造工場などの大量の粉塵が発生する場合も、効率よく処理できるでしょう。

ダストフォール納入事例:自動車工場の鋳造排ガス処理

最後に、ダストフォールをご導入いただいた自動車工場の鋳造排ガス処理についてご紹介します。

問題点

自動車工場内で鋳造ラインを新設することになった。鋳造ラインからは粉塵や鋳造による臭気が含まれた排ガスが発生するため、効率よく処理できる仕組みを導入したい。

解決策

鋳造施設の粉塵に対応したデオライザーと、粉塵処理、悪臭処理が可能なダストフォールを導入した。集塵装置のダストフォールで集塵した後、デオライザーでも処理することで、排ガス処理能力を高めた。

結果

デオライザーは鋳造施設特有の粉塵に対応しており、ダストフォールは粉塵や悪臭の処理能力が高い。デオライザーで排ガスを処理した後にダストフォールで処理することで、相乗効果により排ガスの吸収効率がアップした。その結果、鋳造による粉塵や悪臭の発生を確実に抑えつつ、排ガス処理の効率を向上させることに成功した。

まとめ

ダストフォールは大量の水による水の膜と特殊なスクリーンによって、排ガスを処理する循環式湿式集塵装置です。処理水を循環させることで水道代を抑えることができ、さらに、アクアブラスターを搭載することで循環水が長持ちします。ランニングコストを抑えて、粉塵や悪臭などを含んだ排ガスを処理できるでしょう。

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