お問い合わせ
お問い合わせ・ご相談
新着情報

現代の汚泥処理問題を解決!
大学との共同研究により裏付けされた技術「アクアブラスター」の排水処理効果について

2017.03.吉日

株式会社アイエンス(代表取締役:吉田 憲史、本社:大阪市西区江戸堀1丁目21-7 コーワ江戸堀ビル3F、以下、アイエンス)と、兵庫県立大学は、現代の汚泥処理問題の課題を解決することを目指し、すでに自社で開発されている排水処理散気管「アクアブラスター」の有効性について共同研究を行いました。

本研究では、 「アクアブラスター」の使用前と使用後を比較した結果、排水処理装置に浄化促進菌群を活発化させる効果があり、浄化後の水が好気性菌群主体である裏付けを得ることができました。

アイエンスは、【明るく美しい「子供たちの未来」を構築する】という理念のもと、2000年10月の設立以来、独自の技術による排水、循環水、排ガスの浄化処理事業を展開し、国内外で数多くの実績を重ねてまいりました。

2016年7月22日には、姫路信用金庫より兵庫県立大学と共同で開発を進める中小企業が対象の「平成28年度 ひめしん研究開発支援助成金」に採択されるなど、将来性や独自性を評価され、同年12月には、アクアブラスターを活用し高度な下水処理を可能にした排水処理技術「AIS(アイエンス・イノベイティヴ・システム)」を実現しました。

また、国際協力機構(JICA)の「2016年度第1回中小企業海外展開支援事業~普及・実証事業~」にも採択され、今後海外での展開も視野に入れ活動を行ってまいります。

製品概要

排水処理散気管 アクアブラスター
排水処理散気管 アクアブラスター

処理水槽内に高性能の油脂分解菌を投入し、「アクアブラスター」が有機物を粉砕しながら、高酸素状態にする微細気泡の放出を行うため、処理水槽内のバイオが最大の分解力を発揮致します。

また、「アクアブラスター」を使用後の排水は、下水放流基準値に適合し、さらに、水中に懸濁している懸濁浮遊物質も、排水基準値以下に処理できるので、各企業の経費を圧迫する汚泥処理までもが下水放流時には不要となり、コスト削減も可能となります。

品名品番適応風量サイズ接続部
アクアブラスターAS-250175~275L/minW110×H2155K-10Aフランジ
AL-750600~900L/minW240×H46510K-25Aフランジ
AL-1100900~1300L/minW240×H46510K-25Aフランジ
AL-15001300~1700L/minW240×H46510K-32Aフランジ

調査内容

2016年11月14日、株式会社シマナカで実施した兵庫県立大学工学部の伊藤准教授らが行った調査データでは、処理前の原水と処理後を比べると、放流基準値を大きく下回る結果となりました。

鶏肉加工工場 株式会社シマナカの排水処理事例

排水処理事例
排水処理事例
  • ※粒子の主成分はBOD、SS、N-hexです。
  • ※粒子径が減少することで表面積が増加し、好気性菌による分解速度が飛躍的に向上すると考えられます。(※兵庫県立大学調べ)

また、同年行われた水質分析でも、処理後(放流槽)の数値は放水基準を満たすレベルまで減少していることが分かりました。これらの調査結果を受け、効率的かつ確実な水処理が行えたのは「アクアブラスター」の納入により微生物の活動が活発になったためと考えられます。

分析結果
  • (※分析は株式会社総合水研究所で実施 放流基準はSSが300mg/L以下、N-hexは30mg/L以下)

教授コメント

兵庫県立大学 大学院工学研究科 伊藤和宏 (いとう かずひろ)准教授

兵庫県立大学 大学院工学研究科
伊藤和宏 (いとう かずひろ)准教授

従来法の数倍の空気を供給する「アクアブラスター」の新発想に大きな期待を寄せています。実機による実験から、①驚くほどの低圧損、②汚泥層の攪拌に十分な流速の発生、③ファインバブルの大量生成といった、注目すべき確かな効果が確認されました。現代の水処理問題を解決に導いてくれる大きな技術革新だと私たちは捉えています。今後海外での展開も視野に入れ活動を続けるということなので、更なる発見に貢献できるよう努めさせて頂きます。

主な納入先

  • 王子製紙株式会社
  • キャタピラージャパン株式会社
  • 極東開発工業株式会社
  • 株式会社コープフーズ
  • コーベフーズ株式会社
  • 甲南ユーテイリテイ株式会社
  • 株式会社小松製作所
  • スズキ株式会社
  • ダイハツ工業株式会社
  • 株式会社豊田自動織機
  • トヨタ自動車株式会社
  • トヨタ自動車東日本株式会社
  • 日工株式会社
  • 日産車体株式会社
  • 株式会社阪急阪神エムテック
  • ホテルオークラ神戸
  • 本田技研工業株式会社
  • マツダ株式会社
  • 三菱電機株式会社
  • 山崎製パン株式会社
(50音順)

取材可能

株式会社シマナカ
本社工場住所:〒572-0856 大阪府寝屋川市宇谷町9番1号
事業内容:鶏肉卸売、鶏肉加工品製造・販売、唐揚げ専門店『金のとりから』の運営
HP: http://www.shimanaka.co.jp/

本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先

アイエンス 広報事務局(株式会社マテリアル内)
TEL:06-6456-4960 FAX:06-6456-4961 MAIL: osaka@materialpr.jp
担当:佐藤・西本・右田
お問い合わせ
お問い合わせ