日本一の焼き鳥工場 脱臭苦戦物語 その2

鳥の脂は捕捉できたので、近隣苦情はなくなったのですが、油脂がなくなって煙が軽くなった分、特攻会館の方でコゲ臭がするという話しになったのです。
別に何処かからのクレームではなかったのですが、言われる前にやっておこうという話しになったそうです。しかし、2次処理の方法は見当たらないし、活性炭吸着塔などは置く場所もないし、ランニングコストが高い・・・

と頭を痛めているときに、デオライザーをよく販売していただいている東京の代理店の方から、「アルデヒド用の消臭剤がありますよ!」と進められたのでした。そのときは、それが効くのかどうか半信半疑でしたが、他に方法論はないので、消臭剤を噴霧するチャンバー(脱臭室)を作り、それだと軽いので、屋根の上に設置することができました。
写真のように消臭剤を噴霧すると臭いは消えているのですが、煙は結構出てしまいますね(^^;

消臭剤を噴霧するチャンバー

消臭剤を入れる前に、一度水で試運転を行いましたが、水では思っていたほどの効果は得られなかったので、「やっぱりアカンのとちゃうかな?」と不安を抱きながら消臭剤を投入しはじめたのですが、少しすると、「あれっ?臭いが消えたんとちゃう?」・・・・・
消臭剤を噴霧しているのと、炭焼きによる熱の水蒸気で白煙はボンボン出てくるのですが、臭いはチャンバー出口でもほとんど気にならないレベルにまで抑えることができたのです。

ドレン水の違い

そして、上の写真でも分かるように、左がチャンバー内で水だけを噴霧した場合、右が消臭剤を投入した場合のドレン水の違いです。
黄色くなった右のドレン水は、かなりコゲ臭が強く、それだけアルデヒドを捕捉しているということです。
ただ、この結果は、あくまでも1次処理で大量の鳥の脂を捕捉しているからでの結果であって、1次処理から消臭剤を使用しても臭いがなくなるほどの効果は残念ながら得られませんこと、ご承知下さい。
そのように、1次処理にバイオデオライザー、2次処理に消臭剤を使用することによって、発注を頂戴した常務さんから同業者を紹介してあげるとまで言っていただけるほどの効果を発揮することができましたが、正直なところ排水処理設備がなければ設置は難しかったかも知れない現場でした。

排ガス処理システム |

日本一の焼き鳥工場 脱臭苦戦物語 その1

「知覧」って地名はご存じでしょうか?
第2次世界大戦時、敗戦色が濃くなったときに編成された、「カミカゼ特攻隊」が飛び立ったことで有名な鹿児島県の南九州市知覧町です。
そこには、「知覧特攻平和会館」という人生観まで変えてしまうほど強烈な衝撃を受ける特攻隊員の遺品などを集めた記念館があり、今の自分、日本という国がどれだけ幸せなのか、子供を戦争に奪われたなら、どのような悲しみがあるのか、言葉では言い尽くせないほど心に響く記念館です。
テレビのニュースで、耳を覆いたくなるような子供の虐待事件が激増している昨今ですが、そのような親達にも是非見ていただきたいものです。
私も一度は家族を連れて行かなければならない場所であると思っていますので、皆さんも是非一度は訪れることをお勧めさせていただきます。
また、それほど遠くないところにある、海に浮かぶ富士山のような「開聞岳」の風景にも感動しますし、飛行機の前割だと神戸→鹿児島で、¥7,800という航空運賃で飛ぶことができます。指宿の砂風呂もヨカです!
出張で日本全国津々浦々回っている私ですが、本当に一押しの場所です。
前置きが長くなりましたが、その記念館の麓に1日4tものニワトリを焼いている、日本一の焼き鳥工場さんがあるのですが、近隣苦情で頭を痛めているとの相談をいただきました。
クレームの中には、「洗濯物に焼き鳥の臭いが付いて、子供が小学校でいじめられた」という、当時小学生の息子を持つ親としても、心が痛むような話しがあり、「これは、何とかしたらなアカン!!」と闘志を燃やしました。
トントン拍子に事は進み、結構短時間で御注文をいただいたのですが、実機を入れてからが結構大変でした。
まずは、ファンの能力が弱く、中の煙を吸いきれないという問題が発生し、作業場は一寸の先も見えないほど、焦げ臭い油煙が立ちこめました。
何とかファンの能力をUPさせ、それは片付いたのですが、思っていた以上にすごい排気で、鳥の脂と炭のコゲ臭で、1時間もしないうちに、デオライザーの循環水は、真っ黒になってしまうほどで、さすがのアクアブラスターもお手上げ状態でした。もちろん、アクアブラスターがなければ、想像しただけでも恐ろしい状態になったとは思いますが・・・・・
そんな脂と大量のススやタールなんで、2~3ヶ月に1回のメンテナンスで大丈夫と思っていましたが、3週間ほどでスクリーンが詰まりはじめて、本体の圧力損失が高まってしまいました。
それでも、鳥の脂はお客さんとの約束通り、ほとんどと言っていいほど捕捉しており、近隣苦情はなくなったのですが、次ぎに当初から「取れませんよ」と申し上げてたコゲ臭、いわゆるアルデヒド臭ですが、これまで取ってくれということになったのです。(次回につづく)

日本一の焼き鳥工場さん
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塗装ブース用スラッジイーター誕生秘話 その2

さぁて、どうして空気を入れようかと思案しておりましたが、ポンプ以外の動力を使用するのは、お客さんにも申し訳ないので、なんとか動力を使わずに空気を入れる方法はと考えた結果、「そうかノズルをエジェクターにすればええんや!」と思いつくやいなや、試作機を自分で溶接して作り始めました。
今度は、現場で恥をかくわけにはいかないので、ノズルを4個製作して、在庫であったポンプと発電機を持って、近くのため池で実験を行いました。
幸いなことに、当時のアイエンス兵庫支店は、三木市という田舎町にあったため、ため池は至る所にあったので、助かりました。
ワクワクしながら発電機作動!「頼む!ちゃんと噴いてくれっ!・・・・・」
「おーっ!いい感じやん!」スラッジイーター試作機は、見事にエアを巻き込んで、4個ともジェットバスのように均等に噴出してくれたのでした。
通りがかる人は、ほとんどいない場所でしたが、大人三人が腰まで池に浸かって、喜んでいるさまはなんとも奇妙な光景だったと思います。
そして、ステンレスで本製作を行い、いよいよ納品の日を迎え、塗装ブースの中にスラッジイーターを8個とポンプを2台設置して稼働したところ、実験よりもポンプをひと回り大きくしたせいか、予想以上にきれいに噴射してくれたのです。

でも、その時にハッと気付いたのが、「ほんまにブースの水の腐敗臭を消すだけで、お金をもらえるんやろか?」と不安になり、「あの~社長すいません。塗装ブースの水の腐敗臭はこれで消えると思いますが、シンナー臭は、外へ出てしまいますよね!それで近隣苦情が収まらなかったらどうするんですか?」と尋ねたところ、「誰もそこまで心配してくれ言うてないやろ!あんたは、腐敗臭だけを消してくれたらええんや!」と心の内を見透かされたような答えが返ってきました。
「分りました」といったものの内心はすっきりしていませんでしたが、1ヵ月間様子を見ようということになり、その1ヶ月後に不安と期待を持って訪問したところ、社長はやたら機嫌よく、「ほら見てみい!近隣苦情なくなったがな!」といきなり微笑んでくれました。そして、「あのなぁ吉田はん、よう聞きや!シンナーだけの臭いやったら、すぐに空気に希釈されて近隣苦情にはならんのや!そこに水の腐敗臭が混ざるから、低いところに臭いが降りてくるんや!シンナー臭だけやったら、煙突を高くしたらしまいなんや!」と教えてくれたのです。

「さすがは社長!」とおべんちゃらを言ったら、「あほっ!何年塗装屋やってると思てんねん!30年これ一本で生きてきてるんやで!」と笑って答えてくれました。
まあ、この時のスラッジイーターは、お世辞にも格好の良いものではありませんでしたが、現在では、少し見栄えもよくなっていますので、ホームページで見てみてください。それと、動画で噴射の様子も見逃さないでくださいね!

スラッジイーター
スラッジイーター, 循環水処理システム |

塗装ブース用 スラッジイーター誕生秘話 その1

今回は、循環水浄化装置「スラッジイーター」の誕生秘話をお話しさせていただきます。
まだまだ信用も発注もなく、明日の資金繰りにも四苦八苦していた平成13年、加古郡稲美町という隣町の塗装屋さんで、「周辺住民から臭いのクレームが出ている」と相談をいただきました。
その当時、塗装工場にお伺いするのは、D自動車工場のカス池をアクアブラスターで浄化した以来で、そこの社長さんとお話しさせていただくと、「シンナー臭だけやったら、大気に揮散されるんやけど、塗装ブースの腐敗臭が混ざると近隣クレームになるんや!塗装ブースの水が浄化できるか?」とおっしゃいました。
私は、「はい。塗装のカス池の臭いは無くしたことがあります。」と答えると「そうか!ほな現場を見たって!」と塗装現場を案内してくれました。
その時、初めて塗装ブースなるものを見たのですが、カス池と違って、水深が30cmほどしかないことに驚きましたが、カス池と同様の塗装工場独特の腐敗臭が漂っていました。
「この臭いなら消せると思いますが・・・」と答えると、「ほな、すぐにデモしてんか!」と返ってきました。
D自動車工場の前例もあるので、ちょっと自信はあったのですが、アクアブラスターのデモ機を実際の現場に据えて間もなく、その自信は一気に吹き飛びました。水深があまりにも浅すぎて、空気がすぐに水面からポコンと逃げてしまい、エアレーションにならなかったのです。これじゃダメだと思い、「すいいません。社長もう一度チャレンジさせて下さい!」と申し出たところ、その時は快くO.Kを頂戴しました。
そして2週間後・・・「アクアブラスターを横に向けたらええやん」と実に浅はかな考えを持った私は、横向きにエアが噴き出るようにイメージして、アクアブラスターを改造して再びチャレンジさせていただきました。
スイッチオン!送風を開始した途端、思いっきり恥ずかしい思いをしました。なんと、横吹きに出てくれると思ったエアは、ノズル先端部より、迷うことなく直角に上に噴き出たのです。私の冷や汗も同時に噴き出たことを今も恥ずかしく思い出されます。
「さっぱりやないか!」と社長に一喝されましたが、「すいません!もう一度やらせてください!」と懇願したところ、「まあええやろ!もう一回だけやで。近隣は待ってくれへんからな!」と再度チャンスをくれたのです。
もう一度やらせて下さいとは言ったものの、その時に考えがあるわけではありませんでしたので、事務所に帰って、必死で考えました。
「そうか!水は空気より質量があるから、同じ質量の水でポンプで押し込めばええんや!」と思いついたのですが、「でも空気はどうやって送ればええんやろ?」とさらに壁にぶつかったのです。(つづく)
下の写真は、スラッジイーター稼働状況です。

スラッジイーター稼働状況
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脱臭事業を始めたきっかけ その3

そのように焼肉店に納入した脱臭装置が世の中を騒がすようになった時に、(財)新産業創造研究機構、通称NIROという技術財団の島田部長さんより、阪神淡路震災復興機構、通称HEROという震災後の産業復興機構があるので、一度そこでこの脱臭システムをプレゼンをしてみないかと声をかけていただいたのです。
実は、お恥ずかしいお話しなのですが、「えっ!プレゼンって何したらええのん?」とプレゼンなんてどうすればいいのか、まったくわかりませんでした。
それならということで、「プレゼンのやり方講習」にも通いまして、当時は一般的にはあまり使われてなかった「Power Point」でのプレゼンを一から教えていただきました。
最初は、「君の文章は、説明的で論理的でない!」と余計に訳の分からないことを言われ、その帰りに本屋に寄って「論理的な文章の書き方」という本を買って帰りました・・・(^^;
取り敢えず出来上がりましたが、当初は確かに文章が回りくどく自分でも腹が立つほどで、恥を忍んで親しい代理店でプレゼン練習を行わせていただいたことを思い出しますが、その時もかなりキツイ突っ込みが入りめげそうになりました。
でも、そのお蔭で何とかプレゼン書類は完成したのですが、現在の私を知る皆様からは「ウソこけ!」とおっしゃる方が殆どだと思いますが、当時の私は大勢の人前で話をすることは、滅茶苦茶苦手だったのです。それが証拠にHEROさんの催しで、数人の若い創業者が壇上にパネラーとして上げられて、司会者から質問をされるのですが、そのとき本当に息は詰まるわ、足は震えるわで、思わず司会者から「吉田さん大丈夫ですか?」と聞かれたくらいでした。「大丈夫なわけないやろ~!」と心の中で叫びつつ、「は、はい!」と言葉にならない返事を返すのがやっとでした。
しかし、そんな私にも容赦なくプレゼンの日は近づいてきており、その2週間前から緊張で浅い睡眠しか取れなくなっていましたが、ここでも妙なツキを持ってる私は、プレゼン開始直前に一気にその緊張を解きほぐす事件が起こったのです。
私が15時からプレゼン開始で、息苦しいほどドキドキしているところに、ようやく順番が回ってきたのですが、15時5分前になると、いきなり大勢の人数の人たちが、潮が引くようにプレゼン会場から出ていくではありませんか!いまなら、「何で出ていくん!ちょっと待って~な!」と思うところでしょうが、その時は、「よっしゃー人が少なくなって助かった~!」と喜んでしまったのです。
そうです。2002年5月か6月某日の午後3時、サッカーのFIFAワールドカップ日本・韓国開催の歴史的キックオフの時間と被っていたのです!
それがきっかけで、極度の緊張も解けて無事にプレゼンをやり終えることができました。
そのプレゼンを聞いて、声を掛けてくださったのが、後に1,800万円の株式投資と2,000万円の協調融資を行ってくださった、ひょうご活性化センターの投資担当の方で、それをきっかけに、神戸市産業振興財団からも支援を受けて、アイエンスが企業として活動できるようになりました。

脱臭装置
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脱臭事業を始めたきっかけ その2

焼肉店に脱臭装置を納入させていただいて、約3か月ほど経過した頃でしょうか?朝日新聞の記者から電話があり、何処で聞きつけたのか「焼肉店の脱臭機について取材をさせてほしい」と取材申し込みがあったのです。

正直、当時38歳の私は、取材申し込みなんて初めての経験だったので、ちょっと舞い上がって喜んでお受けしました。

少しして、なんとそれが朝日新聞の全国版の欄に掲載されたのです。本当に売り上げもなく、資本金を食いつぶしている時期だったので、本当に希望を感じさせる明るいニュースでした。
そして、次にその記事を読んだ毎日放送の女性記者からも取材申し込みがありました。新聞の次はテレビ!とまたもや舞い上がって取材をお受けしたのですが、焼肉店の店主がテレビの取材には、いい顔をされませんでした。

と言いますのも、テレビはテレビでもニュース番組の取材で、ニュースの場合にはウソがあると詐称罪に問われるらしく、本当に問題解決されているのか周辺住民に聞き込み調査を行わなければならないと言うのです。

しかし、なるほどと思いました。その当時、道頓堀や大阪城の堀を納豆菌できれいにすると言って、堀からくみ上げた水に凝集剤を放り込んで、「ほらきれいになったでしょ!」と自慢げに話すオバちゃんを見ましたが、「凝集剤で道頓堀や大阪城の堀がきれいになるわけないやん!汚泥が沈殿するだけやん!」と思ったことがありましたが、確かにそれは、お昼のバラエティ番組でした。
それでも、テレビ局の押しが強く、直接店主から何とか許可を得たらしく、数回の制作会議もパスして、MBS「Voice」というニュース番組で6分間の特集でオンエアされました。

その反響は、さすがテレビですね。ちょっと間は、かなりの電話がかかってきました。
そして、その次は日本経済新聞からの取材と各メディアで報道していただけるようになりました。
焼肉店出店拒否の看板  どちらも不幸なこのような問題を解決していきたいです!

焼肉店出店拒否の看板
スラッジイーター, 排ガス処理システム |

脱臭事業を始めたきっかけ その1

今回は、水処理でスタートしたアイエンスが、脱臭事業を始めたきっかけをお話しさせていただきます。
今から12年前の平成11年、D自動車工場さんの電着塗装乾燥炉(塗装後に焼き付け乾燥を行う)排ガスを処理するスクラバーという水洗シャワーで排ガスを洗浄する装置を使用されていました。ところが、排ガスが非常に高濃度でヤニ・タールを含むことから、そのスクラバーの循環水槽の水は、真っ黒で、タンクの内壁に黒いバター状のヘドロがべっとり2㎝くらいへばりついている状態でした。
この中にアクアブラスターを入れて、水が浄化されるかどうか、実際の現場に仮設で設置してみて、様子を見てみようということになりました。
仮設で設置しアクアブラスターで曝気したところ、一か月が経過しても、これまで真っ黒だった水は肌色の状態で維持され、黒いバター状のヤニも壁面につかなくなりました。
それだけでなく、水がきれいになったことによって、排ガス捕捉効率までアップしたと担当者から聞かされました。
そのため、2週間に一回の清掃が2か月に1回ほどに減り、清掃コストも4分の1に低減されたのです!
非常にうまくいったのですが、この時には、まだ脱臭機をメーカーとして製作するなど、夢にも思っておりませんでしたが、それから2年後にアイエンスの兵庫支店の近くにある焼肉店から、「新築開店する予定だったが、周辺住民の反対にあってオープンできない」と相談が入りました。
そこで、D自動車工場での経験を生かして、スクラバー装置を提案しようと考えたのですが、脱臭機を設置する場所がなかったので、本来駐車場となる場所の地下にピットを構築していただき、上部をシャワー、下部を水槽にした地下埋設ピット型スクラバーを設置させていただきました。もちろん、焼肉の油が入ってくることが予想されていたので、水槽内には、アクアブラスターを設置しました。
何とか住民の承諾を得て、オープンに踏み切ったのですが、臭いがするようだとすぐに営業停止していただうという条件付きでした。オープン当日は、もちろん満席状態で、水蒸気に近い白煙と水に溶けにくいアルデヒド系のコゲ臭は多少感じましたが、敷地境界でスタンバイしていた住民も、「これじゃあ何にも文句は言えないね」と言っていただけるほど焼肉の臭いは消えており、店主からも即合格点を頂戴して、検収に至りました。
循環水も蒸発分を補うだけで、現在も半年に1回メンテナンスを行っていますが、その時に水を交換するだけで、間に合っています。ちなみにその時ノルマルヘキサン抽出物質濃度は、5mg/L以下となっており、放流規制値の30mg/Lを大きく下回っておりますが、これはアクアブラスターの効能です。もちろん、循環水からの臭いは、多少のコゲ臭を感じるくらいで、悪臭とは感じません。
これを境に、小さなベンチャーが水処理の仕事を取ろうとしても、信用がないし、何より案件情報が
乏しかったので、脱臭も事業の一つの柱にしようと考えたのでした。

地下埋設ピット型スクラバー
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原発汚染水処理について

 福島第一原発の汚染水処理装置がうまく稼働していませんね・・・
一日も早く、放射性物質の回収を行っていただきたいと思います。
ただ、機械的に回収できても、最終的には、作業員が『高濃度放射能被曝』を
余儀なくされることは、間違いないと思います。
堀江邦夫さん著書の『原発労働記』を読ませていただきましたが、内容は壮絶で、
原発は、メンテナンスを行う際にも作業員は多量の放射線に被曝されることを
知りました。
労働基準監督所が看過しているのが、不思議なくらいの内容です。
また、そうした犠牲の上で、こうして電気を使用している自分がいるのです。
この原発事故が起きるまで、無関心であった自分を本当に恥ずかしく思います。
福島県の皆さん、またその他近隣地域の皆さんが、放射能性の障害になられませんよう
心からお祈り申し上げます。
本当に・・・本当に、ご無事で!

排水処理システム |

はじめまして!

はじめまして。
株式会社アイエンスの代表取締役 吉田憲史(よしだのりふみ)と申します。
今後、ブログを綴ってまいりたいと思いますので、よろしくお願い致します。
大阪に引っ越してきてから、5年来の胡蝶蘭がはじめて大きな花を咲かせてくれ、
非常に元気付けられました!
東南面一面が窓という、開放感のあるアイエンスの大阪事務所です。
機会がございましたら、是非ともお立ち寄り下さい。 

アイエンスの大阪事務所
その他 |