「この微生物(バイオ)を投入すれば、水がきれいになります!」
というセールストークを聞かれたことはないでしょうか?
そして、その言葉を信じて購入したが、効果が出ているのかどうかさっぱりわからない。
といった方は、少なくないように思われます。
また、効果が出ない場合にクレームをつけても、「微生物の投入量が足らない。」
「微生物が死滅するようなものが混入したのでしょう。」とか、それらしいことを言って、ウヤムヤにされたことはありませんでしょうか?
微生物は、確かに素晴らしい浄化能力を持っていることは事実です。この地球がなんとか成り立っているのも微生物抜きには全く考えられません。
では、なぜうまくいかなかったのかということですが、間違いなく言えることは、
「微生物が酸素を吸って二酸化炭素を吐く、人間と同じ好気呼吸の代謝を行っていますか?」ということなのです。
好気呼吸の代謝は、摂取した栄養分をエネルギーに効率よく転換することができるのですが、酸素を大量に使用してしまうため、酸素の供給源がなければすぐに酸欠になって、人間なら死んでしまうところ、したたかな微生物は、苦し紛れに硫酸イオンや硝酸イオンで呼吸をはじめます。そして、それも消費すると嫌気発酵となってしまうのです。
しかし、それは嫌気呼吸、嫌気発酵の代謝といって、好気呼吸と比較すると約1/20の代謝効率となってしまい、副産物として硫化水素や酸っぱい腐敗臭を発生させてしまうのです。
わかりやすい例でお話しさせていただきますと、ドブ川の水が黒いのは、この硫化水素と土中の鉄分が結びついて硫化鉄が作られ、独特のあの臭いが発生するのです。
そうです。勘のいい方はもうお気づきになったはずです。微生物に酸素を与えて好気呼吸を行ってもらい、有機物をバンバン分解してもらえば腐敗臭が発生せず、高効率で自然の力を最大限に生かしたローコストの処理を行うことができるのです。
そこで、排水処理はもちろんのこと、非常に負荷が高く通常の散気管ではまったく歯が立たない塗装工場のカス池でも、効率よく酸素供給ができるアクアブラスターが誕生したのです。
アクアブラスターが目指しているのは、どんなに汚れた水でも常に溶存酸素量が2.0㎎/ℓ以上となるようにということです。一度お使いいただければ、リピーター率が高いことをお分かりいただけると思います。まずは、『微生物 + 十分な酸素』の効果をご確認ください。
ちなみに、嫌気呼吸、嫌気発酵が悪いように聞こえたかも知れませんが、それはそれで脱窒など人間が汚したものをゆっくりおよび力強く、分子のクサリを引きちぎってくれていることも書き添えておきます。ただ、スピードが遅く、悪臭が出てしまうことが難点なのです。