アクアブラスター納入現場の見学会

納入現場の見学会

先月の末に、アクアブラスターを納入させて頂いている神戸市の某食品工業団地の排水処理を一手に請けていらっしゃるユーティリティ専門のお客様の現場で、見学会を行わせていただきました。

その際には、日本の著名なエンジニアリング会社様とその商社様、異国のタイからは、公共設備を計画されている大学教授とエンジニアリング会社の博士2名をお招きし総勢10名、アクアブラスターの効果をお客様の運転管理者の方のご説明でご覧いただきました。

処理場のスペックと致しましては、排水量6,000~8,000m3/日でBODが、500~600㎎/Lの処理設備です。

その現場に、2012年11月、1500m3の調整槽にアクアブラスター94本を硫化水素防止と前処理を目的に納入させて頂きました。(空気量:45L/min/m3

事前に実験機で調整槽の滞留時間に合わせて、6時間の実証実験を行ったところ硫化水素がなくなり、BODのカット率が89%になることが判明致しました。

その結果を経て、導入の運びとなったのですが、実設備においても硫化水素はまったく影を潜め、BODのカット率も実験機同様に89%を達成することができました。

そして、1年8か月の連続運転を経て、皆さまにご覧いただいたのですが、運転管理者様から、私も聞かされていなかった、「硫化水素はもちろんのこと、汚泥の量が顕著に削減できている。」と喜びの言葉を頂戴し、皆さんも非常に驚いておられましたが、私もお役に立てて本当に嬉しく思いました。

その後、16年前に設備改造をさせて頂いて今に至る、ホテルオークラ神戸さんの排水処理設備もご覧いただきましたが、そこでも皆様にご納得して頂ける有意義な見学会となりました。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム