この度、なぜアクアブラスターが油脂分解に強いのかという疑問にお応えして、アクアブラスターとメンブレン式ディスク型デュフューザーの比較実験を行いました。
120Lの曝気試験ができる装置それぞれに、アクアブラスターとディスク型デュフューザーを入れて、サラダ油を同量添加し、まったく同じ条件でエマルジョン化力を比較したところ、目視でも十分に違いが確認できました。
実験後の水をメスシリンダーに移したものが、下の写真ですが、左側がメンブレン式ディスク型デュフューザー、右がアクアブラスターです。
アクアブラスターは、1時間経たないうちにエマルジョン化しましたが、ディスク型デュフューザーは、27時間経過しても、エマルジョン化されることはありませんでした。
エマルジョン化されるという事は、粒子が小さくなったとも言え、例えば粒子径が1/10になりますと、体積は、1/1000にまで小さくなり、水中に漂うことができるので、微生物がアタックできるという事になります。
実際に、メンブレン式ディスク型デュフューザーの場合、油脂は分離して、水面に油膜を形成していました。この事から、アクアブラスターが、油脂を粉砕していることがお判り頂けたと思いますが、次回は、兵庫県立大学様のお力もお借りして、粒子径の計測や菌を投入するなど、更なる実験を行う予定です。