排水処理システム導入企業・販売代理店 インタビュー
AIS導入企業 様
汚泥(スラッジ)ゼロで下水に放流。最初は半信半疑でしたが導入して正解でした。
シマナカ本社工場の概要を教えてください。
鶏肉専門の食品加工工場です。以前は大阪府交野市にあった本社工場を寝屋川市へ移転・新築し、2015年5月25日から稼働しています。工場では鶏肉のみを扱っており、焼いたり、蒸したり、煮たり、さまざまな方法で加工しています。
排水システム導入の経緯は?
寝屋川市の下水排出基準はBOD300mg/L以下と交野市より厳しいですし、工場移転を機にコンプライアンスを強化したいと考え、基準レベルまで確実に排水処理できる業者を探すことになりました。アイエンスを含む3社の排水処理メーカーとコンタクトを取ったところ、アイエンス以外の2社の処理方式では汚泥が出るのを避けられないとのことでした。しかし、アイエンスのシステムは汚泥が出ないと聞き、最初は半信半疑でした。
それでもアイエンスのシステムを導入した決め手は?
先行事例を実際に見学して安心でしたことが決め手になりました。まず他社のシステムを導入した工場を見学したところ、汚泥の量が多く産業廃棄物のコストが相当かかることが分かりました。悪臭もあり、排水処理を担当するスタッフも必要になるようでした。ところがアイエンスのシステムを導入した食品工場では汚泥が全く出ていませんでした。本当に汚泥が出ないのなら、コスト面でもメンテナンス面でもぜひ導入したいと考えました。先方の工場長にも「だまされたと思ってやってみたら」と背中を押されました。
実際に排水処理は問題なく行われていますか。
行われています。
凝集剤や加圧浮上装置は使っていないのですね。
使っていません。
臭いやメンテナンスの状況はいかがですか?
臭いは特に気になりません。近隣からの苦情もありません。曝気前に排水の原水をフィルターに通してスクリーニングしているので、ここで出るカスを取り除いて捨てるのが唯一のメンテナンスです。
鶏肉加工の排水は脂分が多いのでは?
はい。排水のBODはとても高く、4000~5000mg/Lもあります。これがエアレーションだけで確実に300mg/L以下まで下がります。
事前に脂分を除去しているのでしょうか?
グリストラップが4つあるので、それを通していますが、それ以外の処理は一切していません。
汚泥(スラッジ)は全く出ていませんか。
導入してからの1年半、全く出ていません。
新しい工場を作るとしたら、またAISを導入しますか?
導入すると思います。
ありがとうございました。